機構長挨拶

総合研究機構は、戦略研究部門、プロジェクト部門、ナノ工学研究センターからなる新しい組織として平成18年1月に発足し、丸10年を迎えようとしています。この間、若手育成プログラムの実践、社会連携の推進、工学系研究科スペースの有効活用と借室制度の制定、大型プロジェクトの導入とその支援などの様々な新しい取り組みを実践し、工学系研究科の重要課題を実践する場としての役割を担ってきました。

戦略研究部門において10年前から始動した若手育成プログラムは、工学の次世代トップランナーを育成することを目的として、国際公募によって極めて優秀な若手研究者を厳選し、これを工学系研究科が独自に支援するプログラムです。これまでに5名の教員が採用されました。

プロジェクト研究部門においては、課題探索ベースから社会連携講座の設置までをカバーする社会連携プロジェクトを多角的に展開しております。また、工学系研究科が大きくコミットしている“総合研究奨励会”の企画運営管理も行っています。

ナノ工学研究センターは、工学系研究科の共通基盤技術を維持するとともに、コラボレーションプラットホームとしての役割を果たしてきました。文部科学省に選定された超微細リソグラフィー・ナノ計測拠点として、ナノテクノロジーに関する数多くの世界最先端分析機器群の維持管理と全国的な共用体制を構築しており、学内外を問わず多数のユーザーにご利用いただいています。

4番目の部門として設置された先端ナノ計測センターは、文部科学省事業「低炭素社会構築に向けた研究基盤ネットワークの整備」の一環として、総長を拠点長とする「東京大学先端ナノ計測ハブ拠点」の受け皿として設置されたもので、ナノ工学研究センターと連携した今後の展開が期待されています。

以上に記載しましたように、本総合研究機構は、これまで工学系研究科の重点項目を実施する要としての役割を担ってきました。今後も、工学と社会の変化に柔軟に対応するとともに、工学系研究科の将来を見据えた取り組みを行っていきたいと考えています。関係各位の本機構に対するご理解・ご支援を是非ともお願い申し上げる次第です。

工学系研究科総合研究機構
機構長  寺井 隆幸

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